東日本大震災から五年目を覚えての祈りのお願い

2016年02月28日

東日本大震災から五年目を覚えての祈りのお願い

2016年3月

JEA加盟教団、教会、諸団体の皆様

いつもJEAの働きのためにお祈り、ご協力、ご支援をいただき、ありがとうございます。

未曾有の大災害であった東日本大震災から5年が経とうとしています。5年という区切りを迎えて、さまざまなところで、さまざまな形で、この大震災を振り返ることがなされています。けれども、被災した地域では、変わることのない状況が続いています。復興に向けて進みつつある地域もありますが、多くの地域では、巨大な復旧工事こそ進められているものの、人々の生活、町村の営み、経済活動、行政の回復、そして心や体のいやしが進んでいるとは言いがたい状況です。特に放射能汚染の被害が生じた福島では、何をもって回復とするのか、それ以前に災害は終了していてあとは復興に向かえばいい段階なのか、様々なことが問われ、大きな苦しみと希望をすぐには抱けない状況が続いています。

私たち日本のキリスト教会もどのような形でこの災害の復興や回復に取り組むべきなのか、取り組むことができるのか、模索しつつも、また初期の段階とは多少の形が変わりつつも、5年という区切りを越えてこの課題に取り組み続けたいものです。

JEAとして「東日本大震災対策室」を設けての取り組みは、現在は通常の援助協力委員会の活動に受け継がれています。幾つかの救援団体への支援はなお続けられています。JEAも関わって設立されたDRCnet(災害救援キリスト者連絡会)では、この2月初旬に救世軍をはじめとした諸団体の協力をいただいて「災害対応チャプレン養成コース第2回研修会」を開催し、50名近くの参加者たちが熱心に学びと研修に取り組みました。2月末には同じく諸団体、特に学術機関と協力する形で「第4回東日本大震災国際神学シンポジウム」が開催されました。

さらに今年は、9月に「第6回日本伝道会議(JCE6)」が実行委員会のもとで開催されます。その中では、幾つかのプロジェクトや分科会において東日本大震災を踏まえての教会の使命や日本宣教の課題が検討されます。阪神大震災、東日本大震災と続いた大きな災害とそれらに対する取り組みとを振り返りつつ、もはや後戻りのできない形で私たちの役割を再確認し、実行に進みたいと願っています。

このような折に、5年目を迎えて、祈りを共にしたく願っております。皆様の教団、教会、諸団体におかれましても、東日本大震災から5年目を覚えて、以下のような祈りを共にしていただければ幸いです。 

(1)継続する困難の中で、主イエス・キリストの愛と希望が、被災され、まだ回復の途上にある方々に届くように。特に心のケアを提供する人々が起こされ、支援を継続しておられる方々、団体が燃え尽きから守られるように。

(2)支援活動を継続している教会、支援団体、地域ネットワークの活動のために。特に人材と経済的必要、支援を継続していく仕組みが整えられるように。

(3)全国のキリスト者が、祈りと行動をもって被災地域の教会や人々に関わり続けることができるように。特に原発事故による放射能被害が続く福島の諸教会と連帯し、特に生きる意識を持って励まし、支え続けることができるように。

(4)被災地域に福音が届けられている中で、諸教会・諸団体間の良き連携がなされ、新しく生まれる教会と既存の教会が協力し、主にある一致を持って地域社会にキリストの愛を証ししていくことができるように。

(5)震災によって問われた教会の課題に取り組む中で、教会と地域の関わりが問い直され、被災地以外の地域でも災害時にキリストの愛を分かち合う準備がなされ、日本のリバイバルへの道備えがなされていくように。第6回日本伝道会議においても、そうしたことへの取り組みが真摯になされていくように。

「あなたは地をゆるがせ、それを引き裂かれました。その裂け目を、いやしてください。」詩篇60:2

 

日本福音同盟(JEA)  理 事 長       中台孝雄

総 主 事       品川謙一

援助協力委員長   松本 順

東日本大震災から五年目を覚えての祈りのお願い(PDF版)

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